刑事犬

今期ドラマはデカワンコがおもしろい。
太陽に向って吠える昔の刑事ドラマのオマージュどころかほぼガチなBGMや、ほぼレギュラーで登場する本物の犬たちや、本物ワンコにも負けない多部ちゃんの「女優としてそれでいいの！？」と思わずにはいられない本気のワンコ演技とか。
朝ドラヒロインのときは笑顔以外は三白眼のせいかどうにも可愛いといえないようなニラミ顔ばかりに見えてた多部ちゃんだけど、ワンコ役は臭い嗅いでる仕草も取り繕ってる感じのないその吹っ切った演技でハマリ役に見えてしまいます。
のだめの上野樹里みたいな、マンガ的動作が妙に似合ってしまったというか。
一話内で何度も変わるフリフリファッションもここまでくると突き抜けてしまってかわいい。

と、ここまでは普通にデカワンコの感想。

ここからはワンコときたら当然考えちゃいますよねー的妄想。



デカな犬兄。
つまり、刑事な殺生丸。
言ってる事は同じ。


チームプレイは全くやらない出来ない、課内でも浮いた存在のエリート刑事。
でも犯人検挙率は何故か高い。単独行動では限界があるのに何故かすぐに被疑者を確保してくる。
同僚たちは嫉妬混じりに「あいつは鼻が利く」と噂していたが、それは比喩ではなく文字通り殺生丸は臭いを追って犯人を見つけ出していたのだった。（次第にナレーション風）

多部ちゃん並に鼻をクンクンさせてたらイケメンも台無しですが、まあちょいと顔を上向かせる程度で。そこはイケメン特権で。


そして非情な殺生丸刑事さんは、マル被が娘と会っている時は逮捕を避けたデカワンコ３話のキリさんとは違いどんな状況でも容赦なくとっ捕まえてしまいます。鬼です。
警察としては正しい姿勢なのでしょうが全く融通の利かない兄の仕事ぶりに、正反対の熱血漢犬夜叉くんとは何度か衝突してしまったり。
犬夜叉はノンキャリアの巡査スタートで、犬兄はキャリアで警部だったりすると、お約束としても大変分かりやすい。
しかし何で同じ職業になってしまうのか。この設定だと父上もきっと警察官。


更に妄想は止まらない('Д')

りんちゃんはといえば、年齢設定ガン無視で交通課所属の新米婦警さんとか。犬兄弟がすでに人間年齢換算キニシナイ！('з')状態ですし。
むしろ、あえて青年×少女の萌えポイントを抑えるなら、女子中学生でもいいし小学生でも（略）
何かしら事件に巻き込まれて（巻き込まれ体質りん）それが縁で綺麗だけど怖い刑事さんと知り合って・・・というお約束展開でひとつ。
それ以降も何度か事件現場に居合わせてピンチになって、でもそのたびに刑事さんが助けにきてくれてどんどん気になるようになって・・・というお約束展開。
矢印はりんからも刑事さんに伸びてるけど、実は刑事さんからも分かりづらく伸びていて・・・・・刑事さんそれ犯罪！
やっぱり年齢差あるほうが良いのでりんちゃんはローティーンで。刑事さんは社会的立場の危険が危ないリスクを負うということで。


「鼻が利く」設定は殆ど無用の長物となってる気がするけどキニシナイ。
妄想失礼しました。ああ楽しい。