忍者ブログ
HP更新案内と徒然文。管理者の萌えの叫び場。
[264] [263] [262] [261] [260] [259] [258] [257] [256] [255] [254
2025.05.13,Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009.11.12,Thu
昨日はわんわんわんわんと犬の日だったのに、ネトゲで友達とアイテム取りに行ってたらブログも書けずにあっという間に時間切れ。
メデューサのお姉さまがウロウロしてるすぐ近くでこそこそ遊びました。
帰る前にとエウリュアレお姉さまに手を出したら案の定というか、即負けた。アイテム取りの少人数パーティじゃムリ絶対。
メデューサの二人の姉はエウリュアレとステンノーっていうんですって。勉強になった。


話は変わって。


近頃めっきり小説読まなくなってたんですが、そんな中でも新聞連載小説を一つだけ、欠かさず読んでます。
宮部みゆきの『三島屋変調百物語事続』
どなたか読んでますかね。


ネタバレ含みます。



不可思議な話の聞き手が主人公の話で、今は3つ目の話です。
この3つ目の話になってから続きが気になるようになりました。

ある出来事の元となった出来事の、さらに元になった出来事(ややこしい)の話に登場した「くろすけ」という物の怪がもうね(泣)


幽霊が出ると噂になっていた人住まぬ屋敷に越してきた隠居夫妻と、二人に姿を見せた屋敷自体の分身の真っ黒い塊。
初めは警戒してた夫妻が何やかやでうちとけて、その子供のような仕草を見せる黒い塊が可愛くなってくろすけと名付けて二人と一匹、仲良く日々を送っていました。
奥方が教えたまりをくろすけがついたり。
木の上で月を眺めて、教えてもらった童唄を歌ったり。
挿絵もあわせてすごいかわいかった。朝から和んだ。


けれども間も無くご隠居の主人は気付きます。
次第にくろすけが小さく、弱ってしまっていることに。

くろすけと名付けられた物の怪に、人の気は存在を薄れさせる毒でした。
誰も住まなくなった屋敷の、寂しさから生まれた物の怪。
そして。くろすけを畏れず可愛がってくれる人間が住むようになって喜んでいたけれど、寂しくなくなったくろすけはどんどん小さく、すかすかになっていったのです。
特にくろすけを可愛がっていた奥方はなかなかその事実を受け入れずにいたのですが、くろすけの心配かけまいとする優しい姿に胸を打たれて、夫妻は泣く泣く屋敷から出て行き、くろすけと別れました。


人の居ない寂しさから生まれたのに、人の傍に居ると消えてしまう物の怪がくろすけでした。
・・・うわん(泣)


隠居夫妻はくろすけに生きていて欲しいから屋敷を出て行ったのに、人が住まず手入れもなされない屋敷は徐々に痛んでしまうため、どちらにしてもくろすけという物の怪の命は尽きかけていました。

それなら最期までくろすけと一緒に居てやれば良かったんじゃないかと思うし、一緒に居られなくても少しでもくろすけに長く生きていてほしいという気持ちもわかる。
ご隠居夫妻のした選択をもどかしくも思うけども非難はできない。


ご隠居夫妻から優しさをもらって人間が好きになったくろすけも、そのために取ったと思われる行動で命を縮めてしまいました。
優しくしてくれた夫妻と出会わずにいたらくろすけはもっと長く屋敷に人知れず住めてたかもしれないけれど、人間を好きになったのはくろすけにとっても悪いことではなかったと思うし。


夫妻とくろすけと、二人と一匹一緒にいつまでも仲良く暮らして欲しかったなあ・・・。
もう少しでくろすけの話も終わってしまいそうですが、せめて夫妻とくろすけがちゃんとさようならできれば良いなあ。

最近朝からうっかり涙ぐむ日々が続いてます(つд・)

拍手

PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
お薦め
天然幼女(仮)とアラフォー朴念仁
メルルのアトリエ公式サイトはこちらへ!メルルのアトリエ公式サイトはこちらへ!
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]